全額支給奨学金 海外大学院留学プログラム Asian Peacebuilders Scholarship (APS)

元「国連平和大学 Asian Peacebuilders Schalrship (APS)」にいた学生のブログです。「日本一APSに詳しいブログ」を目指して、APS、海外大学院留学、フィリピン、コスタリカ生活など色々書き綴ってます。

APS Intermediate English Training@アテネオ大学 in フィリピン(12)Argumentative Essay

5月も下旬に入り、Intermediateのリーディング&ライティングの授業はほとんどArgumentative Essay(AE)の執筆 or 執筆に関する相談の時間に充てられるようになりました。今回はIntermediateの成績の4割を占めるAEについてご紹介します。

Argumentative Essay(AE)について

Argumentative Essay(AE)はその名の通り、エッセイの中で議論を展開させ、読者を納得させる、という趣旨の下書かれるエッセイです。執筆の分量としては参考文献のリストを除いて8〜10ページ(3,000~4,000語)程度となります。

AEを書くにあたってまずテーマを決める必要がありますが、3つほど自分で候補を絞った後、その中から講師の先生が1つに絞り、ここでAEのテーマが決まります。

AEの構成
AEといってもエッセイであることには変わりないので、通常通り、Introduction、Body、そしてConclusionの3つで構成されます。ただし、AEでは下記のような流れで執筆を進めていくことになります。
 
I. Introduction
A. Overview(エッセイの全体像)
B.Background Information(エッセイで扱うテーマの背景)
C.Thesis Statement(エッセイの中で主張したい点)
 
II. Counterargument
Thesis Statementに反論する主張(2点ほど)
 
Ⅲ. Thesis Statement
エッセイの中で主張したい点(3点ほど)
 
Ⅳ. Conclusion
A. Summary(エッセイの要約)
B. Reinforcement(エッセイの中で述べたことを再構成して主張)
C. Challenge(現在抱えている、あるいは将来解決されるべき課題について言及)
AEを書くにあたって

AEを書くにあたり、当然のことながらアカデミックライティングのスタイルになっているか、きちんと文献をあたって引用できているか、Counterargumentに対してきちんと応答し、説得力のある主張となっているか…などについてチェックされるようです。

AEを書くにあたっては、まず上記のようなOutline(エッセイの概要、骨格)を作成し、講師の先生からチェックを受けます(Outlineについても評価がなされます)。そこで許可が出てから執筆を開始しますので、授業の流れに沿って作成していけば、特に混乱なく執筆できるかと思います。