全額支給奨学金 海外大学院留学プログラム Asian Peacebuilders Scholarship (APS)

元「国連平和大学 Asian Peacebuilders Schalrship (APS)」にいた学生のブログです。「日本一APSに詳しいブログ」を目指して、APS、海外大学院留学、フィリピン、コスタリカ生活など色々書き綴ってます。

APS Advanced@アテネオ大学 in フィリピン:International Relations(国際関係論) 中間試験

今回はAdvancedより開始されているInternational Relations(IR)で実施された、中間試験についてご紹介します。

International Relations (IR) 中間試験 について

IRの授業では、学期中2回試験が課せられており、6月下旬、第一回目の試験がアナウンスされました。試験とは言っても、授業時間内に問題を解くSit down examではなく、エッセイ形式で課せられるTake home examとなっていました。

試験の内容について
試験の内容についてですが、授業で扱われた国際関係論で論じられる各トピックに関する4つのエッセイ執筆でした。各エッセイでは、
 
・Democracy and Global Order
・Hegemony and Global Order
・International Institutions and Global Order
・The Rise of China and Global Order
 
の4つがテーマとして取り上げられていました。その際、それぞれのエッセイ執筆に当たって予め参照すべき論者(論文)が決められており、その上で、
 
・各論者はそれぞれのトピック(Democracy、Hegemony、International Institutions、The Rise of China)についてどのように可能性と限界を評価しているか?
 
・各論者はそれぞれのトピックについて積極的な立場か、それとも消極的な立場か?
 
・各論者はどのようなロジックでその主張に至っているか?
 
という点について論じることが求められていました。
 
執筆量については、各エッセイ1,200〜1,500語と多い上に、執筆期間は約1週間とかなり厳しいものでした(その代わりその一週間は授業は休講となります)。
中間試験を終えての感想

中間試験を終えての感想ですが、とにかくIRの授業で学ぶ3つの理論(リアリズム、リベラリズム、コンストラクティビズム)の基礎的な部分をしっかり押さえておくことがマストのように感じられました。というのも、今回は自分の主張を書くのではなく、あくまで各論者の見解を整理して分析する、という過程が求められているため、基礎的な部分が理解できていないと全く執筆ができないためです。

その意味で、今回は決して納得のいく出来にはならなかったのですが、試験期間中に新たに学べたことも多く、特に上記3つの理論の復習ができたことはプラスでした。