全額支給奨学金 海外大学院留学プログラム Asian Peacebuilders Scholarship (APS)

元「国連平和大学 Asian Peacebuilders Schalrship (APS)」にいた学生のブログです。「日本一APSに詳しいブログ」を目指して、APS、海外大学院留学、フィリピン、コスタリカ生活など色々書き綴ってます。

APS Intermediate English Training@アテネオ大学 in フィリピン(13)パネルディスカッション

IntermediateのModule2ももうすぐ終わりに近づいてきました。今回はリスニング&スピーキングの最後のタスクとして課せられた、「パネルディスカッション」についてご紹介します。

パネルディスカッションについて

これまでのリスニング&スピーキング の授業では、グループディスカッションやプレゼンテーションがメインの内容でしたが、最後はよりフォーマルな形のディスカッションとして、「パネルディスカッション」が課せられました。

「パネルディスカッション」のタスク内容
このタスクでは予め講師の先生がクラスを4つのグループに分け、誰がモデレーター(司会者)になるか、誰がパネリストになるかを決めました。その後、各グループでテーマは何にするか、どんな流れでディスカションを進めるかについて話し合いました。選ばれたテーマとしては、カジノ合法化、売春の合法化、死刑制度といった社会問題から、最近動向が注目されている北朝鮮問題といった国際問題まで幅広く扱われました。
 
本番では、一般的なパネルディスカッションと同じように、まずモデレーターがディスカッションのテーマ、そして各パネリストを紹介し、ディスカッションをスタートさせます。各パネリストは自分の考え、主張を全体にシェアし、また他のパネリストに同調したり、反論したり…と議論を展開させていきます。モデレーターは議論が本題からそれないよう、適宜質問を挟んだり、要約したり…と与えられた時間(今回は20分)の中である程度の到達点まで議論を運んでいきます。
パネルディスカションを終えて

パネルディスカッションを終えての感想としては、非常に新鮮な経験でした。これまでは議論の方向など気にせず自由に言いたいことを言っていたグループディスカッションでしたが、パネルディスカッションでは「ディスカッションを見せる」ということに主眼を起き、司会役のAPS生を中心に、いかにうまく議論を展開させるか、対立するアイデアや主張をわかりやすく見せるか、という点に注力したことは自分自身によっては良いトレーニングでした。

また、いつものPowerPointやKeynoteといったVisual Aidを使ったプレゼンテーションではなく、言葉だけ(スピーチ)で何かについて全体に対して議論をするのも良いトレーニングになったと思います。Visual Aidを使わない分、議論が今どの地点にいて、どこに向かっているのかを全体に正確に伝えるために、パネルディスカッションでは言葉遣いに工夫を凝らすなど(実際には練習不足で全くできなかったのですが)、これまでとは違ったスピーキング のスキルについて触れられたことも非常に良い経験となりました。