APS Advanced@アテネオ大学 in フィリピン:Research Method(研究方法論)
前回(APS Advanced: International Relations(国際関係論)について)に引き続き、今回もInternational Relations(以下IR)と並行して開始される授業、Advance Political Analysis and Methodology(正確には「政治分析と方法論」という邦訳になるかと思いますが、長いので「研究方法論」とし、また「Research Method」との語で以下進めます)の授業についてご紹介します。
Research Method (RM)について
昨年(APS11)までは、IRと同時にComparative Politics(比較政治学)の授業があったそうなのですが、今年(APS12)より、比較政治学に変わって研究方法論の授業となりました。もしかしたらAPS10の先輩方よりAPSのプログラムについて提案があったのかもしれません。
RMのレベルについて
IRと同様、RMもいきなり大学院レベルではなく、学部で扱われる範囲のテーマ(質的研究・量的研究)について取り上げられます。しかし、こういったテーマを英語で解説されるので最初は授業について行けず、ひたすらインターネットを使って日本語で情報収集していました。
RMの内容について
RMの授業ではまずは理論的なアプローチとして、Inductive (帰納的)アプローチ/Deductive (演繹的)アプローチがあること、また研究の正確として、Exploratory(予備的)/Descriptive(記述的)/Explanatory(説明的)/Analytical(分析的)があること、さらには哲学的な側面として、Ontology(存在論)、Epistemology(認識論)、Methodology(方法論)に分かれる…などなど、どんどんと複雑になっていきます。もちろんその後、量的研究(Quntitative research)と質的研究(Qualitative reserch)にの内容ついて授業で触れられていきます。
RMの授業形式について
IRの授業とは異なり、基本的に教授によるスライドを使った講義が中心です。ただ、これは私の能力に問題があるだけなのかもしれませんが、とても授業だけでは内容について十分に理解できず、結局色々な文献やウェブサイトに自分で当たってフォローアップしていく…という毎日です。