【サンプル限定公開】APS受験まで(7):e. Curriculum Vitae or Résumé(履歴書)について
前回(APS受験まで(6):c. Letters of Recommendation(推薦状)について その2)に引き続き、今度はこちらについてご紹介します。
e. Curriculum Vitae or Résumé(履歴書)
Curriculum Vitaeは略してCV(シーブイ)とも言われます。CVとRésuméの違いについてはネットで詳しく言及されていますが、APSの出願においてはどちらでも良いようです。推薦状同様、履歴書についても基本的に自由記載ではありますが、予め大学側から記述を求められている部分もあります。国連平和大学のサイトを確認しますと、APSでは下記のように指示がなされています。
The curriculum vitae (CV) or résumé must clearly state the following information:
- Name and birth date of applicant
- E-mail address, phone number, and Skype username
- Postal address
- Academic background (including institution name, graduation year, and degree obtained)
- Professional work experience (including name of the institution, *start date and end date with month + year format, and basic job duties)
- Additional relevant experience (volunteer work, etc.)
- Multicultural exchanges
連絡先といった個人情報の他に、学歴、職歴、その他ボランティア活動や国際交流の経験についても書くように指示されています。以下は私が作成した履歴書の例です。
学歴について:
学歴の欄には、「○○年に△△大学を卒業して、□□を専攻し、××という学位(Bachelor of Artsなど) を取得した」というだけで、特にどんな勉強をしたかについて詳細は書きませんでした。
職歴について:
職歴の欄には、学歴の欄とは異なり、具体的にどんな業務に携わったかについて簡潔に、そしてわかりやすく書くように心がけました。
例えば、青年海外協力隊はそれぞれの国に派遣される前に、駒ケ根訓練所(長野県)か二本松訓練所(福島県)で70日間の派遣前訓練に参加するのですが、それを職歴として明記する場合、
JICA Volunteer Candidate (January 20●● – March 20●●)
(当時の自身のポジションと期間)
JICA 訓練所の名前、訓練所所在地, Japan
(所属先の名前と場所)
∙ Developed communication and coordination skills for project planning and management.
∙ Acquired knowledge of international development and gained experience in multicultural settings.(そこで何をしていたかについて、簡潔にわかりやすく明記)
としました。こちらについて特に大学側から何も指摘を受けなかったので、協力隊経験者の方は訓練期間も職歴とみなして問題ないように思います。
ボランティア活動や国際交流の経験について :
青年海外協力隊の経験をこちらに書こうかと思ったのですが、結局職歴としましたので、こちらについては何も書きませんでした。留学経験のある方や、学生時代にボランティア経験のある方はこちらでアピールできると思います。
なお、志望理由書、推薦状はA41枚に収めましたが、履歴書についてはA42枚になりました(APSでは特に枚数制限は無いようです)。
追記:noteでCurriculum Vitae のサンプルを公開(有料)しています。
次回は、番外編としてd.Official Undergraduate Transcripts and Copy of Diploma(成績証明書と卒業証明書)についてご紹介します。