APS受験まで(8):d.Official Undergraduate Transcripts and Copy of Diploma(成績証明書と卒業証明書)について:GPAの計算方法
前回(APS受験まで(7):e. Curriculum Vitae or Résumé(履歴書)について)までの全7回で、APS受験に必要な準備は終わりなのですが、今回は番外編としてこちらをご紹介します。
d.Official Undergraduate Transcripts and Copy of Diploma(成績証明書と卒業証明書):GPAの計算方法
こちらの2つに関しては単に自分が卒業した大学から取り寄せれば良いだけなので、これといった準備は必要ありません(大学によっては手続きが煩雑だったり、手元に届くまでに時間がかかったりしますので、ウェブサイト等で確認が必要です)。ただし注意が必要なのは、オンラインで出願する際に出願フォームにGPAの記入が求められている点です。
GPA(Grade Point Average)とは、大学で履修した各科目について大学独自の基準で計算されたの成績の平均値のことです。既に成績表にGPAが記載されている場合はその数字を記入するだけで良いのですが、記載しない大学もあるようです(私の場合がそうでした)。そこで今回は記載されていない場合どうすれば良いのかについてご紹介します。
私の大学では、「AA」、「A」、「B」、「C」、「R」の五段階評価となっていました。そこで最初、
「AA」=5
「A」=4
「B」=3
「C」=2
「R」=1
と独断で置き換え、自分でGPAを算出してみることにしました。手順としては、
①各科目の成績に単位数をかけて合計を算出する
②単位数の合計を算出する
③①の値を全単位数(②の値)で割る
というもので、エクセルを使って算出しました。するとGPAは3.2/5.0でした。よく海外大学院留学には、「GPAは3.0以上じゃないと難しい」と言われているようですが、これは4.0スケールにおける3.0以上であり、私のように5.0スケールにおける3.0以上ではありません…。
そこで次なる手として、「AA」も4に置き換え、「A」以上は4とする4.0スケールに変更してみました。すると今度は3.1/4.0となりましたので、最終的にこちらをフォームに記入することにしました。
こんな無理やりなGPA計算でも特に先方から何も指摘されなかったので、APSではGPAについてはそんなに厳しく見てはいないようです…。
以上でAPS受験までの準備編は終わりとしまして、次回よりAPS出願後から合格通知が届くまでの過程についてご紹介します。