【サンプル限定公開】APS受験まで(6):c. Letters of Recommendation(推薦状)について その2
前回(c. Letters of Recommendation(推薦状)について)に引き続き、今回も推薦状についてご紹介します。
c. Letters of Recommendation(推薦状)をどう書くか
推薦状は基本的に自由記載ではありますが、予め大学側から記述を求められている部分もあります。再度国連平和大学のサイトを確認しますと、APSでは下記のように指示がなされています。
"their relation to the applicant, and how long they've known the applicant. The letter's content should outline specific examples of applicant's work and why the referee feels the applicant is a fit for the programme."
上記の通り主に重要な点は、申請者とどんな関係か、申請者をどれくらい(の期間)知っているか、そして申請者の能力を示す具体例について明記し、その上で、申請者はAPSにふさわしい人物だ、と推薦してもらわなければなりません。以下、それぞれの推薦状について私が採った組み立ての例をご紹介します。
推薦状をどう組み立てるか
1人目:Academic advisor
学生時代(5年以上前)に、学会聴講(アメリカ)に行った際ホームステイをさせて頂き、その後共著論文を書いたアメリカ人教授(アメリカにある私大の学部長)。
組み立てのポイント:
1)○○年、アメリカの××で開催された△△という学会で出会った。
2)その後□□のテーマについて議論を重ね、◇◇年に●●という共著論文を執筆した。
3)共同研究において申請者は▲▲するなど、素晴らしい働きを見せた。
追記:note で実際に提出した Letter of Recommendation(Academic advisor用)のドラフトを公開(有料)しています。
2人目:Immediate supervisor
自身の活動先に視察に来られたことのあるJICA専門家。
組み立てのポイント:
1)申請者のことは青年海外協力隊として○○年から知っている。
2)JICA専門家として、申請者の活動について定期的にアドバイスを行っている。
3)××年には申請者の任地を視察し、△△について非常に評価している。
追記:note で実際に提出した Letter of Recommendation(Immediate supervisor用)のドラフトを公開(有料)しています。
3人目:Immediate supervisor
普段一緒に活動している現地スタッフの方。
組み立てのポイント :
1)申請者のことは青年海外協力隊として○○年から知っている。
2)申請者とともに、協働して××の活動に取り組んでいる。
3)活動を通じて、申請者の△△の能力について高く評価している。
といった組み立てで、それぞれA41枚に収まるように下書きを作成しました。レターヘッド(機関から公式に出される書類につけられる、ロゴマーク等のこと)や署名のスペースを考え、文字数は400字前後としました。
次回は、e. Curriculum Vitae or Résumé(履歴書)についてご紹介します。