全額支給奨学金 海外大学院留学プログラム Asian Peacebuilders Scholarship (APS)

元「国連平和大学 Asian Peacebuilders Schalrship (APS)」にいた学生のブログです。「日本一APSに詳しいブログ」を目指して、APS、海外大学院留学、フィリピン、コスタリカ生活など色々書き綴ってます。

在外公館専門調査員 提出書類(履歴書、調査研究実績概略、専門領域・志望動機)

今回は、前回のJICA企画調査員から戻って再び在外公館専門調査員についてです。この記事では2019年春募集の一次試験合格者に課された書類の内、履歴書、調査研究実績概略、専門領域・志望動機についてご紹介します。数回に渡って試験について書いていますので他の記事もご覧ください。専門調査員に関する前回の記事はこちらからどうぞ。

 

 在外公館専門調査員 一次試験合格者提出書類について(*)

2019年春募集では一次試験合格者に対して、主な書類として履歴書、調査研究実績概略、そして専門領域・志望動機の提出が求められました。

*この情報は2019年春募集時点のものです。変更になっている場合がありますので必ずご自身で最新情報をご確認ください。

 

1)履歴書

2019年春募集では履歴書のみ全て手書きでした(秋募集では専用の応募サイトでパソコン入力できるようです…羨ましい)。私の場合は書くたびに誤字脱字が見つかり、計3回書き直しました。書き直すたびにAPSの事務局に行きスキャンをお願いしてました。

それだけ書き直したにもかかわらず、提出した履歴書の学歴の西暦がズレており、ズレたことでできた空白の1年間について面接で質問を受けました(面接中に訂正できました)。皆さんはこんなケアレスミスはないかと思いますが、最新の注意を払って履歴書を作成されることをお勧めします。

2)調査研究実績概略

この書類は自身の研究に関する履歴書のような物です。冒頭に「代表的な論文のタイトルおよび要旨(複数可))」とあり、もしパブリッシュされた論文をお持ちの場合はここに要旨を書きます。私の場合、査読付きと査読無しの公開論文(書籍の章を含む)がいくつかありましたので、ここで3本紹介しました。いずれも希望する公館の業務と直結するテーマでありませんでしたが、論文の内容について面接で質問を受けました。もし要旨を書かれる際は念のため、面接で聞かれても簡潔に内容について答えられるよう準備されるのをお勧めします

また、その下の「調査・研究実績」では学部や大学院で学んだこと、目下関心のあるテーマなどについて簡単にまとめました。嘘は書いていませんが、出来るだけ希望公館での業務に近づけた形で書きました。

 

3)専門領域・志望動機

ここでは、A:「専門調査員として活用できると思われる、あなたの専門領域(複数でも可)および経歴(大学、 大学院等で修めた分野および、実際に職務・研究等を通じた活動の中で得た成果や実績)について具体的にお書きください。」という質問と、B:「志望動機について、将来の進路希望も含めてお書きください。」について書く必要があります。

Aついては、あくまで私個人の場合ですが、「学術的な専門領域」「実務経験」の2つに分け、それぞれ1パラグラフずつ書きました。前者ではAPS在籍中に学んだことで自身が興味関心を持っていること、また実際に研究をしていることをまとめ、希望公館の業務について自身がアドバンテージ、専門性を持っていることをアピールしました。

一方の実務経験では、多くの希望公館が翻訳業務通訳業務、そして文章作成業務を専門調査員に課していることから、自身の実務経験の中でそれらと結びつくものを挙げ、即戦力として勤務できる旨をアピールしました。

ただし、いずれも実際にどの程度アピールになったのかはわかりません。

Bについては、特に何か意識したわけではなく、正直に国際協力の現場で仕事がしたい、この希望公館の業務に興味があることをそのまま書きました(面接でも改めてどうして今回専門調査員に応募したのかについて確認されました)。

4)その他

履歴書は別ですが、一番気をつけたのは「いかにひと目で理解できるものにするか」でした。選考を担当される方々は大量の書類に目を通す必要があるはずなので、出来るだけ少ない文字数で、一目で要点がわかるように強調したい点は太字で、内容毎に段落分け、あるいはスペースで分けるなど…当たり前ですが、「パッと見」を大事にして文章を書くことに専念しました。以上、応募される方の参考に少しでもなれば幸いです。

次回は専門調査員の二次試験の内、外国語試験について書こうと思います。