在外公館専門調査員 一次試験(英語)
今回は前回に引き続き、在外公館専門調査員についてです。今回から数回に渡り試験について書こうと思います。今回は一次試験の内、外国語(英語)試験についてご紹介します。前回の記事はこちらから。
在外公館専門調査員 一次試験について
在外公館専門調査員になるためには、一次試験(外国語&日本語の筆記試験)と二次試験(外国語&日本語の面接試験)に合格する必要があります。
一次試験の外国語試験では、自身が受ける在外公館指定の外国語試験を受験する必要があります。希望する公館は2つまで記載できますが、その際言語は同じにしなくてはいけません。私は今回英語の公館を希望しましたので、外国語試験として英語を受験しました(問題は持ち帰り禁止でしたので、以下は全て私の記憶に基づいています)。
*この情報は2019年春募集時点のものです。変更されている場合がありますので予めご了承ください。
1)試験のスタイル
問題冊子とマークシートの用紙が配られます(問題冊子の持ち帰りは不可)。他の言語はわからないのですが、英語に関しては完全マークシートです。記述を求められる項目はありませんでした。TOEICのようなイメージです。
2)試験時間
試験時間は1時間です。
3)試験問題
既に他のブログ等でも紹介されている通り、試験問題は5つのパートから構成されていて、それぞれ、語彙問題、同義語問題、イディオム問題、文法問題、そして文章読解問題です。リスニングやライティングの問題はありません。
問題数は(記憶が正しければ)80問近くあったと思います。「問題数が多いな」というのが最初の印象でした。
4)試験のレベル
試験のレベルについては受験者それぞれの語学力や感触によると思いますので、ここではあくまで私個人の感想として以下書きます。ちなみに私の語学力のレベルとしてはTOEFL90点台(一般的に、海外大学院の留学生は100点を超えている)と決して高くはありません(自己研鑽がまだまだ足りないようです…)。
最初の語彙問題とイディオム問題はかなり難しいと思います。ただし、イディオム問題に関してはそのイディオムを知らないとしても、「これしか当てはまるものがないんじゃないか」という感じで解くことができました。
同義語問題はイディオム問題に比べると比較的簡単です。文法問題に関しては選択肢は2つに絞られるけどどちらが正しいのか…という問題が多くあり、自信を持って選べた問題は多くありませんでした。
最後の文章読解問題に関しては、TOEFLやIELTSの問題に慣れている人なら難なく解けるレベルです。(記憶が正しければ)文章が5つ程度あり、問題も多くあるように一見見えますが、読みやすい文章でかつ問題もとてもシンプルなものでしたので、そんなに時間をかけることなく回答出来ました。
普段から英語の文章に触れている留学生のような方にとってはそんなに手こずることなく解けるレベルの問題だと思います。
5)服装・その他
服装について迷う方がいるかもしれませんが、スーツ姿の方も入れば、Tシャツの方もいました。また、コーヒーサーバーが無料で使えて、コーヒーと紅茶が飲めました。
次回は専門調査員の一次試験の内、日本語論述試験について書きます。