APS Advanced@アテネオ大学 in フィリピン:English Training(2)ライティング
前回(「APS Advanced English Training (1) Listening and Speakingについて」)に引き続き、今回はWritingの授業(Technical Writing、以下TW)についてご紹介します。
TWについて
IntermediateではReadingについてもトレーニングを受けていましたが、Advancedからは完全にWritingに絞った授業となりました。また、前回ご紹介したPOPS同様、TWでも担当する講師の先生も2名となり、授業の進め方も若干異なっています。
TWの目的について
TWの最終目標は、Intermediateに引き続き、アカデミックな文章を書けるようになることが最大のテーマです。IntermediateではArgumentative Essayが書けるようになることが最終ゴールでしたが、AdvancedのTWでは、研究論文(修士論文クラス)の第一章が書けるようになることがゴールとして設定されています。
また、TWはResearch Methodologyのクラスと連動して進みます。そのため、TWではResearch Methodologyのクラスで定めたResearch Questionに沿ってライティングを進めていくことになります。
TWの内容について
私のクラスでは、主に前半はAdvancedからスタートのAPS生と一緒に、Intermediateで習った内容のおさらいからスタートしました。そして、文献の選び方、Annotated Bobliographyの作成を経て、RRL(Review of Related Literature)の執筆に取り掛かります。Annotated Bobliographyでは、自身のResearch Questionに関連する参考文献を3つ程度選び、その文献の要約、批評、そして自身のテーマとの関連性についてまとめます(1つの文献について400字程度)。一方、RRL(Review of Related Literature)では、10以上の参考文献を用いて、これまでにその分野でどんな研究がなされ、どんな議論が展開されてきたか、またどの部分についてまだ着手されていないか…といった文献レビューをします。RRLを通じて、なぜ自身の研究テーマがその分野にとって重要なのかについて論証していきます。
TWの授業形式について
TWではIntermediateの後半と同様、講師の先生によるレクチャーと執筆作業に時間が半分ずつ割かれているといった様子です。ただ、執筆量についてはIntermediateの約2倍という感覚で、授業時間以外にも執筆に充てる時間が増えました。