全額支給奨学金 海外大学院留学プログラム Asian Peacebuilders Scholarship (APS)

元「国連平和大学 Asian Peacebuilders Schalrship (APS)」にいた学生のブログです。「日本一APSに詳しいブログ」を目指して、APS、海外大学院留学、フィリピン、コスタリカ生活など色々書き綴ってます。

APS生のお金事情:アテネオ大学編 月の生活費 in フィリピン

今回はこれまでの授業の様子から離れて、APS生のお金事情についてご紹介します。

毎月生活費が支給されているAPS生ですが、果たして生活費はどれくらいかかっているのか…。

 

正直なところ、日本人APS生に限って言えば、ギリギリか、ちょっと足りないくらいのようです(「ようです」というのは、私自身APS生で唯一ホームステイをしており、大半が一人暮らしをしているAPSとは環境が異なっているためです。今回は他のAPS生からの話を元に下記お知らせしています)。

APSプログラムで支給される生活費は700USD/800USD

APSプログラムは「全額支給奨学金」と謳われている通り、全てのAPS生に毎月生活費が支給されます。フィリピンのアテネオ大学に在籍している間は毎月700USD、コスタリカの国連平和大学に在籍している間は毎月800USD支給されます。

実際に生活してみると
アテネオ大学のウェブサイトでは月410~590USD
アテネオ大学の留学生向けサイトでは月の生活費は下記のように紹介されています。
 
・家賃:175~355USD
・食費:110USD
・書籍代:35USD 
・交通費: 20USD
・娯楽費:35USD
・その他:35USD
 
・合計:410~590USD
 これを見てみると、毎月700USD支給されるAPS生は結構余裕を持って生活できるように見えます。しかし、実際にはかなり出費がかさむのが実情のようです。
 
(APS生の)実際の毎月の生活費 in フィリピン
今回は数人の日本人APS生にしか聞いていないため、あくまで参考にしてください。ですがぼんやりとでもフィリピン生活のイメージができるのではないかと思います。
 
・家賃:350~500USD
もちろんどの家に住むかによって家賃は当然大きく変わりますが、だいたい皆さん約15,000~20,000ペソ (約300~400USD)くらいのところに住んでいるようです(これだけで生活費の半分は飛んでいきます)。これに電気代、水道代、ガス代、そしてネット代がかかるので、350~500USDとしました。フィリピンでは電気代が高く、日本と同じかそれ以上にかかるそうです。
 
・食費:300USD
こちらも自炊するか外食するかで大きく変動します。アテネオ大学の学食がだいたい一食100~200ペソ (約2~4USD)なので、自炊をあまりせず、3食全て学食で済ませようとすれば(実際にはそうしている人はいないようです)一日500ペソ (10USD)かかりますので、10USDX30日=300USDとしました。
 
・書籍代:ー
フィリピンでのプログラムでは、教材は全て配布される(プリント)ので、書籍を購入する必要はありません。
 
・交通費:20USD
大学の近くからトライシクルで大学まで通うと20ペソ (約0.4USD)かかります。往復40ペソ X月20日=800ペソ (約16USD)となりますので、こちらはアテネオ大学のサイトと同じくらいです。
 
・合計:670~820USD
 
となりますが、これに娯楽費や雑費を含むと軽く月700USDを超えることになります。 
 
あまり贅沢せず、質素に勉学に励め…ということなのでしょうか。